残りも8試合。来季を見据えて、フロント、現場スタッフ、選手個々、戦力外やトレードというキーワードに敏感になる時期がやってきた。まだまだCS、日本シリーズと盛り上がるべきなのだが、しょせんBクラスには関係のない話。
さて、来季2016年を見据えて、チームとして今季の反省をいかし、来季は優勝という目標を掲げるわけでだが・・・(表向きは)
ところが、西武という球団には現場に構成を任せられている鈴木本部長がいる限りでは表向きだけの補強になっているだけ。これは西武ファンなら異論はないと思う。鈴木本部長が現役時代、まったくといっていいほど、活躍したシーズンというよりレギュラーとれないまま選手を終わっている。
このような人が、球団を強くするビジョンが描け、選手がやる気をだすようなロマンを語れるわけがない。
そういう球団幹部から戦力外通告を受ける選手は可哀想だ。
鈴木さんよ、チームの現場とファンに目を向けたチーム編成をしなさい。親会社に懇願しなさい。自分の職責を守りたいがための付け焼刃的なチーム編成はまっぴらだ。まあサラリーマンだから、自分の首が一番可愛いのはわかるが・・・。そんな気持ちじゃ、勝負の世界を渡り歩く仕事人として不適格。
まず、あなたが戦力外なのだ。
そして、選手に目向けてみよう。
■野手
・坂田遼外野手(29歳)3年前にはレギューラ目前だったが、セカンド盗塁で肩を壊して、それ以降ベンチに入るも2軍が多い。ケガが多い選手。打席に入っても威圧感なし、おとなしい性格がレギュラー取りに失敗している。ミートもうまいが長距離として今ひとつ。トレードという選択肢もあるが・・・。
・米野智人(33歳)(戦力外確定):ヤクルトから移籍してきたが、バッティングも期待外れのまま、2軍が続く。この】年齢、この守備力、打力なら今の若い選手で間に合う。
・鬼崎裕司(32歳)ショートレギュラー目前で、昨年開幕で自打球骨折でシーズンを棒に振り、今年も振るわず。期待するものは何かと調べてもこれといった売りはない。
・上本達之(35歳)もうそろそろいいでしょう。
・星孝典(33歳)キャッチャーというポジションだけど、今では岡田や森の加入によって1軍出番なし。2軍でも出場は激減り。首脳陣にアピールするものがないだけに。
・梅田尚通(26歳)(戦力外確定):昨年公式戦でわずかながらの出場だったが満塁HRを打つなど、明るい兆しが見えてきていた時だけに。足は早いので課題のバッティングを力つけていけば若いだけにやれそうだが。
・林崎遼内野手(27)(戦力外確定):一軍に何度か抜擢されてきたが、ケガなどで伸び悩み。今年は育成契約となるも二軍で結果を出せない。
石川貢外野手(24)(戦力外確定):一軍になんどか上がったが、出場機械に恵まれない。他球団でもっとやれそうだ。
■投手
・松下健太(28歳)10月27日(戦力外確定)昨年1軍に上がったが、期待外れで終わったまま。今季の1軍なし。6年やって結果が出ないでは仕方ない。
・中郷大樹(31歳)10月27日(戦力外確定)ロッテから移籍するも、中継ぎとしてロッテで燃焼していた。
・小石博考(28歳)変速横手投げとして期待して入団するも、精神的な弱さから結果出せず。コントロールにも難があり、使い勝手が悪い。セントラルのほうがいいかもしれない。
・岡本洋介(30歳)1軍で中継ぎとして投げている今でもホームランが多い。2年前のような投球が出来ずに今年も終わった。投手コーチの指導で蘇る可能性があるが・・・。来期も横田コーチではまず岡本の復活は無理だし、自分自身の精神的な弱さを克服しないと他球団に行っても同じ。
・岩尾利弘(28歳)今季夏場まで1軍で投げていたが、コントロールに難があるまま入団から6年。現状では来季の契約は難しい。
・藤原良平(29歳)精神的な弱さでコントロール難を克服できずに、今季で8年。来期の契約は難しい。
・岡本篤(34歳)ご苦労さんでした。
・平野将光(32歳)10月27日(戦力外確定)精神的な弱さがコントロールを安定できない。
・大石達也(27歳)ケガや精神的な弱さで期待外れに終わっている現状を見ると、今の球速も大学時代と比べるとうそのように遅い。他球団で投げたほうがいいかもしれないが、あの打ちやすいフォーム。口をあんぐり開けて投げるようでは、体全体に力も入らない。
・前川恭平(戦力外確定):育成選手として、将来を期待されたが、コントロール定まらず、23歳の若さにおいて、戦力外。
以上、筆者が独断と偏見で戦力外を選らんでみた。