1. トレード裏読み
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涌井涌井の応援コールから、ざまあみろコールへ変貌する

涌井楽天へ金銭トレード

涌井が金銭トレード楽天へ。この金銭トレードを喜んだのはライオンズファンで、楽天ファンは疑心暗鬼な気持ちになった。こうしたファン心理の背景はなんなのか?筆者ゴンちゃんも胸に手を当てて、涌井の楽天移籍に対する見方を書いてみた。

涌井の絶頂期にファンは心躍ったものだが・・。

松坂大輔の再到来という触れ込みでライオンズへドラフト指名されたのが2004年。期待通りの成績を上げてチーム優勝にも貢献した。
そしてライオンズのエースに成長するとファンは熱い声援を送りり続けた。
その後ライオンズの若きエースで沢村賞投手だった涌井がFAでロッテへ移籍したのは、まだ記憶に新しい。当時は、渡辺久信監督のもと2012年は先発するも結果が出ずにリリーフやセットアッパーを任され30セーブを上げたが、翌年の2013年も先発で5勝にととまった。普通は5勝することさえ大変なのだが、これまでの涌井の活躍を見れば、どうした涌井!という声がファンの間で大きくなってきたし、涌井の復活は期待できないと多くのライオンズファンが思ってきた。

涌井のFA移籍は裏切りなのか?

そうした中で口下手な涌井はFA権利を取得すると、こうしたファンの声から逃げるように、恩師と慕っていたかどうかは知らないが(一応はそういう見方をされている)、出身地の千葉へ恩返しをしたいというキレイ文句、差し障りのない逃げ口上でロッテへ移籍した。

涌井が出ていきたくなったもう一つの原因は、渡辺監督が2013年に辞任して、選手の扱いが下手な伊原監督になったことも、先発を希望する涌井の気持ちを考えずに、涌井の扱いについてはバッサリ切り捨てたこともある。

完黙な涌井が選んだ道は伊東監督が手招きするロッテへの移籍だった。
先発してまだやれると考えていた涌井は出ていってライオンズを見返したいという、男としてのプライドもあったのだろう。

西武からロッテ時代の年度別成績

涌井成績
出典:日刊スポーツ

勝手なファン心理に反逆する涌井のスピリッツ

そうして出ていった涌井に、我らファンは応援コールから罵声コールへ変わった。

ファン心理というものは、マスコミ以上に勝手で、コロコロと手のひらを返す。
チーム可愛さに親を見捨てた子供を恨むようなものだが・・・。

その涌井はロッテへ移籍して、先発として見事に復活した。
移籍した2年目に15勝を上げて最多勝に輝くなど、ライオンズファンの罵声が一回りも二周りも増幅していった。
こうして、外野スタンドを見渡せば「千葉だけに負けるな」「千葉に勝つぞ」「埼玉に負けるな」「埼玉に勝つぞ」という応援旗がふられファンも熱くなった。

世間を渡るのが下手な涌井

しかし、涌井の戦力ダウンがはっきりと出てきた去年からは、この熱い応援コールも徐々に冷めてきた。
こうして2019年の今年は、過去最悪の成績となり、またも完黙男は、監督やコーチ、選手間の不仲説を勝手に報じられるようになり、パリーグ優勝を決める試合に二番手で登板した涌井は、山川に投じた144キロを軽々とレフトスタンドで打ち込まれた。

この日のゾゾマリンスタジアムを見渡せば、メットライフドームで戦っているようなライオンズファンで埋まっていた。そのために、ホームランを打った山川のドスコイに酔いしれ、ホームランを打たれマウンドに立ち尽くす涌井にはヤメロコールが響き渡った。

涌井の心情を察した野手陣は涌井に駆け寄って励ますこともできず、それを見たライオンズファンは、涌井と選手間のコミニュケーションが悪くなっている不仲説を勝手に振りまいていく。そうした雰囲気を作る涌井にも問題はあるが、世間渡りが下手な人間は何も涌井だけでなくサラリーマン社会でもよく見かける風景だ。

自ら希望した金銭トレード

若手が台頭してきたロッテは、涌井より計算ができる美馬をFAで獲得。
あくまで先発にこだわる涌井の気持ちを尊重する球団に、美馬を取られた東北のアゴちん楽天球団がが涌井獲得を希望してきた。ここで渡りに船のロッテが金銭トレードを快諾して、すんなり受け言えた涌井の楽天移籍が決定。

涌井獲得でニンマリした楽天のアゴちんが泣く日も近い

東北のアゴチンが、涌井獲得でニンマリ。
誰に対してニンマリするかは知らないが、そうした意味合いをもたせるのは、ライオンズのFA選手に次から次へと手を突っ込んでくるからだ。

元はといえば、このアゴチンはヤクルトからFAでライオンズに来た石井一投手だ。在籍中はガッツリ応援コールをもらったものの、引退して楽天のGMになった途端に、FA権利を取った世間を知らない野球バカに昔の知友という切り札をチラつかせて引き抜き技を見せている。

そうした行動に僕らファンは耐えきれずに、こうしてアゴチンと読んだり、糞味噌に書き立てる。
こうして書くこと自体が、僕らファンのストレス発散になる。

話を楽天投手陣に戻そう。

高齢者が多い楽天投手では、よく飛ぶボールの餌食なる

涌井獲得で先発の頭数は揃ったが、岸35歳、涌井33歳、則本29歳、福井31歳、牧田35歳・・・則本以外は、高齢だ。
最近のボールはよく飛ぶので、かっての三振奪取王の則本さえ、ストレートをホームランされて、その影響で肩や肘を痛め不本意なシーズンになった、当然岸もそうだ、短いイニングであれば試合は作れるが、後半のイニングに打ちこまれるケースが目立ってきた。

牧田にしてもそうだし、アンダースローは今年はどの球団もイヤというほどホークスの新人王投手高橋礼と対戦しており、アンダースロー攻略に対策を立てているし、牧田の球威では技巧に頼る術しかなく、ほぼほぼ打ち込まれることが素人目でもわかる。

牧田獲得に動かなかった渡辺GMの千里眼にアッパレ

牧田を獲らなかった、渡辺GMは西武黄金期のエースであっただけに、投手の技量を分析する眼は確かと思う。勝ちゲームの中継ぎに牧田を出すことを考えたときに戦力的に不安を確信して、若い大リーガー投手ギャレット獲得に動いたナベキューにゴンちゃんはアッパレを贈る。

西武歴代監督特集~西武黄金時代のトレンディーエース渡辺久信投手の記憶と記録

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