シーズンが終わってから10月、11月、12月はストーブリーグという呼び方があって、選手もファンも不安や喜びが交錯していた時期があった。ライオンズで言うなら1993年11月16日に秋山幸二、渡辺智男、内山とホークスの佐々木、村田勝喜、橋本武広との3:3のトレードは両チームのファンの度肝を抜いた電撃トレードだった。
1986年オフにロッテ・落合博満と中日・牛島和彦ら4選手とのトレードがあって以来の、久しぶりの電撃的なトレードには、ライオンズが損をしたショックを受けたのは僕だけではないだろうし。
つまりFAが始まる前までは、チーム補強という形のトレードと、選手と監督、コーチ、球団との確執によるイレギュラーなトレードの2本立てがオフシーズンには話題を集めていた。
ライオンズの場合は、こうしたトレードには結構動いており、1978年の西武ライオンズ創成期には阪神タイガースの4番バッター田淵幸一を電撃トレードで獲得しているし、1984年には中日の田尾と西武の杉本投手、大石捕手とのトレード、1987年には中日の平野謙と西武の小野和幸投手、97年には日ハムのエースだったトレンディー投手の元祖西崎と西武は石井丈裕投手と奈良原外野手との1:2のトレードなどなど。
ライオンズにとっては福岡から埼玉に譲渡されて時期からの創生期そして、戦える球団への移行時期にあったので、1978年から93年にかけてはストーブリーグでも話題を集めていた。
ストーブリーグはある反面裏から野次馬根性でみれば、人間と人間の確執が見え隠れし、それをマスコミが装飾して大きく取り上げるから、ファンも興味を持つことになりファンの感情も燃え盛るものもある。
そうした電撃トレードは明らかに両チーム交互のメリット・デメリットがあるから、ファンとしても送り出す選手にも、移籍してくる選手にも激励の言葉を投げることができる。
そうした意味でストーブリーグと呼ばれていたこともあるが、FAが始まってからは、ストーブリーグの火が消えたようだ。
FA権利取得すれば、だいたい選手の行く先は読めるから、興味はあっても、昔のような丁々発止の情報が飛び交うこともない。
近年のライオンズのFAを見ても、ファンが頑張れよと送り出せるような理由で移籍する選手ではなくなった。
FA制度はあってもいいが、昔のようにチームや選手双方にプラスアルファをもたらすようなトレード制度にならないものか・
幸い、現役選手のFA制度というのを検討しているそうだから、12球団が揃って、こうした制度を真剣に語り合い、内容のあるものにしてほしいと思っている。
本日、午後6時にライオンズの秋山翔吾選手と巨人の菅野投手の電撃トレードが発表されました・・・。
いや~それこそ、両チームにメリットあるでしょうよ。
チャンチャン♫
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