辻新監督が17日に西武本社の後藤オーナーに就任挨拶に出向いたが、後藤オーナーから、金銭的な面を含む絶対的なバックアップの約束をもらったのだろうか?
これが単なる就任挨拶だけだったら、来季の優勝はありえない。
後藤オーナーはこれまで、選手の前でも優勝を期待するとは言うものの、ソフトバンクの孫オーナーみたいな具体的なバックアップの声は一度も聞いたことがない。
つまり、ライオンズが優勝する、しないは、さほど本社にとって関心がないかのだろう。
現場に任せているというものの、優勝するには、ドラフトやトレードも含め、絶対的に金銭面のバックアップがないかぎり、現場も優勝に向けての行動はできるわけがない。監督の首を替えて優勝できるほどプロ野球は甘くはない。
保守色が濃い後藤オーナーには、西武優勝という賭けを貼るほどの強い気持ちはない。
後藤オーナーの心と目は、株主に向いているのだ。
これが違うというなら、その本気度を形で見せてもらいたいものだ。