西武ライオンズが1980年代の黄金時代に戻るには、今の会社ではダメ。社長がサラリーマンなので、無難に任期を満了したいので、球団経営に資金を投資したくない。今年上場をしたので、株主の目が気になるはず。そこで過大な投資をやって失敗をすれば自分の首と幹部の首が飛ぶ。そこまで腹を括って球団経営はできない。プロ野球というのはエンターテイメントの強い娯楽だ。だからオーナーに遊び感覚がないといけない。(遊び感覚=無鉄砲、放漫経営というのではない。)娯楽という意味では現親会社西武でもある意味共通する部分はあるのだが、西武球団を過去のように強くしようという意志はないはず。現在の12球団を見渡してもほとんどが創業オーナーの会社だ。オーナーの一声で選手は集まる、強くなる。この見方は、過去から現在を見渡しても大方外れてはいまい。
ソフトバンク(孫正義オーナー)、日本ハム(大社オーナー)、ロッテ(重光オーナー)、オリックス(宮内オーナー)、楽天(三木谷オーナー)以上5球団のオーナーは創業者が経営しているから、球団強化への情熱、バックアップ体制は西武ライオンズより、上を行っている。
だからこそ、西武ライオンズから創業オーナーが経営している企業への身売りが球団強化の近道なのだ。
筆者の独断希望は、ユニクロ、トヨタ、アマゾン、HIS、ディズニーランド、ホンダなどがいいと思う。
遊心があるオーナーの元でライオンズは生まれ変わって欲しい。
選手の潜在能力をもっと引き出せるのだが・・・。
FA選手の移籍が多い
FA選手の気持ちを尊重して、引き止めないという球団方針らしいが、これあくまで美辞。というか武士のくされ矜持みたいなもの。つまり引き止めるにもお金を使いたくない。FA選手の変りはいくらでもいますよ的な姿勢だから、FA選手は残留したくても、そんな見方なら、俺は出ていくということになる。
外人選手との単年契約にも原因がある。
例えば、わかりやすいところでは現ソフトバンクの守護神サファテがそうだ。2014年に広島から獲得したのはいいが、2015年にあっさりソフトバンクにさらわれた。そして返り討ちにあっているのは誰もが認めるところ。堤オーナーの時はデストラーデや郭泰源を複数年契約で主力として扱っていた結果が黄金期をつくったのだ。