2015年西武ライオンズの公式戦(69勝69敗5分)が終了した。振り返ってみれば「たら、れば」とファンなら思いたくなる試合を今年も何度となく見せつけられた。悔しいが、上位2チームとの大きな違いは、先発も含む投手陣の力の差が歴然とした。
オールスター明け後の13連敗がなければ、CS進出は確定していたし、最終戦3試合を2勝1敗であったらなど、色々とボヤキが出る。オールスターに出場した十亀と高橋朋美がセリーグ打者にめった打ちにされた時、これはやばくなると変な胸騒ぎがしたが、まさか13連敗とは。
岸が脇腹痛が開幕前から始まり、シーズン最終も脇腹痛で飾った、契約更改では減棒だろう。菊池も開幕から出遅れノーコン病が治らず期待はずれに終わった。野上も同様、ピッチングにたくましさもなく、責任投球できない姿勢は、珠のキレに影響して、後半は2軍に落ちてもおかしくない状態だった。牧田も同様で、配給が読まれ、左打者へのインコース攻めのコントロール悪く、再三痛打され勝ちを逃がした試合が多い。台湾から期待の新人が郭 俊麟においては、一軍では通用しない力量だった。
リリーフ陣も増田を除き、武隈は成長が見られたが、後の投手は戦力にならなかった。高橋朋美はオールスター後から、リリーフ成功率が悪く、試合を壊すケースもあり、最終CSを争う試合で、自ら捕球にいったところを足首骨折で今シーズンを終えた。