ソフトバンク18回戦
先発は2年ぶりの郭俊倫。相手は前回負けている大竹。
初回二死後グラシアルのボテボテ3塁ゴロを中村が見送りヒットになり、柳田にはボール先行してカウントを取りにいった3球目を29号先制2ラン。
2回は四球、四球、死球で満塁として今宮に満塁ホームランを打たれ早くも6:0。
大勢は決まりかけていたが、郭は3回から立ち直り、チームも1点ずつ返して7回に大竹を捉えて6:6の同点に。
さらに8回表に栗山、秋山の連打で8:6と逆転した。
しかし、8回裏に平井が柳田に30号2ランを打たれ同点。
延長12回裏に斉藤大将の一塁けん制が暴投から、流れはホークスに傾き、満塁とされ、増田を投入。この時点で敗戦は決定的となった。
増田はグラシアルに高めのボール球が打ちごろ加減に投げて、サヨナラ満塁ホームランを打たれた。
敗戦の原因
山川がアウトコースを徹底的に攻められ、チャンスに打てなかった。
山川だけでなく、相手は打者への研究を怠りなく、それを確実に実戦できたこと。一方、ライオンズは、先発陣が相手打者に強き気で向かっていないので、ボールが先行してホームランされる。この3試合では9発ホームランされている。
相手は満塁ホームラン2発を含み9発、ライオンズは中村、源田のソロ2発だけだった。
相手打者はボールに手を出さず出塁優先としたが、ライオンズは追いかける試合になるので、ついつい初球から手を出したり、選べば四球なのに、高めボールに手を出して凡打。
いい例が8回逆転として、なお追加点のチャンスに源田がボール球を簡単に振って三振。
なおも10回表の二死満塁でもボール球に手を出して、空振り三振だった。
こうした勝つ野球のレベルの違いが随所に見られた3連戦だった。
3試合の得点はすべてホームランによるものだけに、強気で攻めておけば最低は1勝いや2勝はしたはずだ。
この3連敗でゲームは5に縮まった。
まだ余裕はあるとはいえ、ホークス戦は7試合を残しているだけに、グラシアル、柳田対策を真剣に考えないと、優勝は難しい。
郭は初回、2回と躓いたが3回以降の投球なら、今後も使える目途がついたのは収穫だったのではないか。
西武VSソフトバンク 18回戦 西武8勝10敗
勝利投手:中田5勝3敗 敗戦投手:斉藤大将 1勝3敗
セーブ:
本塁打:柳田29号②、30号②、今宮8号④、源田2号、グラシアル4号④
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 計 | 安打 | 失策 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 4 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 8 | 14 | 1 |
ソフトB | 2 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 4x | 12 | 10 | 0 |