ソフトバンク14回戦。
先発は5月以来の久しぶりの高木勇人だが、生き残るためにも今日はしっかり投げて勝たないといけない大事な試合。2軍でもこれといった成績が出ないまま登板。2軍d根は色々な球種を試して試合に応じた投球をしていたと言っていたが、結果は2軍同様でストレートも威力なく、変化球も定まらずストライクを取りにいくボールを乱打される始末。
1軍レベルで通用しない投球を見させてもらった。
久しぶりで試合勘も鈍かったかもしれないが、それをいうなら相手先発の大竹は育成から支配下登録されていきなりの1軍は登板なのだ。
1回こそ高木はゼロに抑え、大竹は山川に28号ツーランされて明暗が分かれたが、開き直ったのはなんと大竹のほうで、高木は初回にもらった2点を守りに入った。
これで二人の投球内容が一変した。
そのため、2回表に早くも長谷川に同点2ランを打たれると4回には一死後から連続安打、押し出し四球、長打などで6点を失った。これで今日の試合は大方決まったようなもの。
9回裏には大竹から仁保に代わって、仁保が西武救援陣と同じような四球配球で無死満塁として、代打森が満塁11号を放って一矢を報いたが時遅し。
ソフトバンクに負ける時は先発が大量失点するパターンが多い。二番手以降も敗戦処理投手が出るのでさらに大量点となっていく。
5回から本田佳祐が出るも、完全に火に油を注ぎに出てきたようなもので、1回が終わるのにアウトを取るのに四苦八苦で長々と投げ、結局打たれる。これでは味方守備陣も疲れるし打撃の悪影響を与えてしまう。
本田佳祐は2回投げて6失点。リリースポイントが一定していないので、コントロールが悪く、一つのアウトを取りにいくのに苦労する。これは高木勇人も同じだ。
とても1軍で投げらる投球ではない。
はやくファームに戻ったほうがいい。
選手生命が短い投手の一人かも知れない。
8回、9回は相内が登板。大量得点を挙げている相手打線の早打ちもあったが、威力のあるストレートを投げて、課題の四球がゼロだったのが収穫。
こうした出番をしっかり投げて、信頼を得れば先発復帰もあるし、そうなってもらわないといけない潜在能力があるのだ。
一方の大竹は、球は早くはないが得意のチェンジアップを上手く操って西武打線を8回まで5安打に抑えて初登板初勝利。
こういう投手が出てくるソフトバンクの育成ドラフト選手の育て方が上手いというか、そうした潜在能力の高い選手を育成ドラフトする手法は凄い。
投手陣の質を西武とソフトバンクを比べても、圧倒的にソフトバンクが上だ。
こうした選手発掘、育成に西武はソフトバンクを見習わなけれればいけない。
大竹のような投手がいるソフトバンクは、投手陣に故障者が出なければ今年も圧勝して首位にいるはずだ。そうしたことを差し引いて首位にいるライオンズは決して本物の実力といえるかどうか?
いよいよ残り試合も50となって、これから連戦続きで投手陣がどう踏ん張るか?
優勝を勝ち取るためにも一層の奮起が必要だ。
西武VSソフトバンク 14回戦 西武7勝7敗
勝利投手:大竹1勝0敗 敗戦投手:高木勇人 1勝2敗
本塁打:山川28号②、デスパイネ22号、長谷川1号②、2号③、森11号④
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安打 | 失策 |
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ソフトB | 0 | 2 | 0 | 6 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 14 | 17 | 0 |
西武 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 6 | 7 | 1 |